写真部の人間 Neue

写真部の人間

Lightroomで写真を"夏"にする,

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 少し前までは日中でもマウンテンパーカー常用でしたが, GWに突入して, 日中なら半袖Tシャツでもなんとかなるくらいの天気になりました. 写真撮ってる人なら, この連休を利用していろいろなところへ撮影に出かけることかと思いますが, そろそろ"夏"を意識した作品作りにシフトしているかと思います.

 そこで, 今回は撮影テクというよりも, Lightroomを使った, 写真を"夏"にするレタッチについて紹介したいと思います.

 まず, 下の写真がレタッチ前の, 何も手を付けていないものです.

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 駅を降りてすぐに, 咄嗟に撮影したので構図も少し難ありです. 本当ならもっと駅名の看板がしっかりと写るようにしないといけなかったんですが……

 また, 色も全体的に薄く, 車窓越しに撮影したのか, 或いはヴィンテージ風に加工したのかみたいになってしまっています. 撮影時の設定は以下の通りです.

ISO200 | F7.1 | 1/800s

 ここからがレタッチの手順です.

下準備

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 まずはレンズのプロファイル補正と色収差補正を行います. ついでに構図の歪みも補正してくれるUpright補正も行いました.

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 カメラキャリブレーションCamera Landscapeを選択しました. 本当はもっとニュートラルなものからコツコツいじっていくのが正道なのかもしれませんが……

PLフィルターの様な効果をつける

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 空があっさりしすぎているので, PLフィルターを使ったときのように空を青くします. “空を青くするんだから, 青系の彩度を高くすればいいよね"と思いがちですが, そうではなく, 青系の輝度を下げるようにしてください.

 下の比較画像を見てください. 左が彩度を高くした例で, 右が輝度を下げた例です. どちらも空が鮮やかですが, 彩度を高くした方が空の色味が若干不自然な気がしませんか? 加えて, 空以外にも, 山の緑も不自然に彩度が高くなってしまいました.

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トーンカーブをいじって影を強くする

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 初夏の, 強い日差しを表現するために少しコントラストを付けます. しかし, 単純にコントラストのみをいじるのではなく, トーンカーブを使ってシャドウ部のみを下げ, それ以外には影響の出ないようにします. こうすることで雲や空が白飛びするのを防ぎます.

完成

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 あとは, 逆光で暗くなってしまった駅名表示の部分を別途, ブラシツールで明るくして完成です. 初夏っていう感じがしてきましたよね.


 撮影場所は長野県の姨捨駅です. 全国でも珍しい"スイッチバック方式"を採用している駅で, 同時に善光寺平を見下ろせます. 僕以外にも写真撮ってる人がいっぱいいました.