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写真部の人間

フォトショがなくてもOK! 無料の"Paint.net"で,ホタルの写真を多重露出(比較明合成)する方法

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先日ホタルの撮影に行きました(正確に言うと先輩に連れて行ってもらった). で, たくさん写真を撮影したのですが, 1枚1枚ではあまり迫力がない……というか, ホタルの数が少なくてスカスカになってしまいます.

そこで, 本格的に写真を編集する人はPhotoshopで"比較明合成"という作業をするのですが, 残念ながら僕はPhotoshopを持っていません. 1000円/月のCCフォトグラフィプランに加入するのもいいんですが, なかなか踏ん切りがつかず.

そこで, 今回はPhotoshopを使わずとも, 無料の画像編集ソフト“Paint.net”を使って比較明合成をしてみたいと思います. Photoshopに比べるとちょっと手間がかかりますが.

あと, Paint.netで比較明合成をすること自体はLightroomやRAWは必須ではなく, Jpegでもできます. 普段JPEGで撮ってるという人は手順3から読んでください.

Paint.netの基本的な使い方や, インストール方法は割愛します. ダウンロードは

www.gigafree.net

から.

では手順です.

1. 定位置で撮影された2枚以上の画像を用意する

f:id:inoshikacho:20170203151102j:plain

三脚を使って, 同じアングルで撮影した写真を2枚用意します. 上の写真は両方共

ISO 640 | F/5.6 | SS 150s

で撮影しました. 長時間露光のためにはリモートレリーズは必須でした.

ちなみにこの日は月が明るく, 長時間露光で撮影すると露出オーバーで, 昼間に撮影したような写真になってしまいます. なので, 月明かりが届かない, 崖の影になっている部分で撮影しました. 加えて, (先輩曰く)この日は気温が低く, ホタルがあまり飛んでくれず, 結構苦戦しました.

必要に応じてレンズの歪み補正やホワイトバランスもここで調整します.

f:id:inoshikacho:20170203151103j:plain

今回は白熱電球に設定しましたが, 太陽光のほうが良かった気がします.

2. TIFFで書き出し

別にJpegでもいいんですが, よりたくさんの情報が含まれているTIFFで書き出しします. TIFFJpegよりもRAWよりもファイルサイズが大きいので注意してください.

3. Paint.netで読み込み

f:id:inoshikacho:20170203151104j:plain

ようやくPaint.netの登場です(JPEG撮って出しの人はここから). まずは1枚目の画像を普通に読み込み,

f:id:inoshikacho:20170203151105j:plain

2枚目の画像をレイヤーとして読み込みます(レイヤー -> ファイルからインポート). ここ重要. 画像が3枚以上ある場合も, 2枚目以降はレイヤーとして読み込みます.

4. レイヤーの設定を変更

f:id:inoshikacho:20170203151106j:plain

レイヤーの設定を変更します. レイヤーウィンドウで上にあるレイヤー(画像)を選択してキーボードの"F4"キーを押し, モードを「明るく」にします. これで“比較明合成”になります. 3枚以上の場合も同様, 一番下以外のレイヤーの設定を変更します.

f:id:inoshikacho:20170203151107j:plain

比較明合成されました. 露出アンダーですが, 露出の調整はLightroomで行うとします.

5. TIFFで書き出し

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これをTIFFで保存します(ファイルの種類をTIFFに変更). この時保存場所を普段Lightroomに取り込んだ写真がある場所にします.

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平面化を選択します.

Jpeg撮って出しの人は, Jpegで保存すれば結構です.

6. 再びLightroomに読み込み

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保存されたTIFFファイルをLightroomのウィンドウにドラッグ・アンド・ドロップし, 読み込みます.

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ですが, 仕様上画像の撮影日時が不正確なので, 撮影日時の隣にあるアイコンをクリックして,

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日時を修正します(合成する前の写真を参考にする).

そして, 詳細な露出補正などのレタッチをLightroomで行い, 完成です.

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個人的には, WBを太陽光に設定したほうがよりナチュラルに見えます.

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以上で完了です. 結構面倒くさいですね. Photoshopの場合は自動的に連携してくれるので, 手順2, 3, 5, 6が自動化されます.