写真部の人間 Neue

写真部の人間

いつもと違った写真を撮るなら,迷わず「雨上がり」に撮りに行こう

[caption id="attachment_505" align="aligncenter" width="700"]アスファルトがしっとりとしているのが印象的でした アスファルトがしっとりとしているのが印象的でした[/caption]

特にスナップ写真を撮っていても,近所や駅前はおおよそ撮りつくしてしまい,新鮮な写真が撮れなくなってしまった…なんて方,多いと思います。僕の場合,家の周りはだいたい撮影しましたが,電車で隣の駅までいくと,まだまだとったことのない風景があって,自分ももっととらなくっちゃと思ったりします。

もちろん,少しのお金と時間があれば電車でもっと遠くに行って撮るのもいいのですが,なかなかそうはいきませんよね。そこで,僕が提案するのが,「雨が降ったすぐ後に撮りに行く」というもの。毎日通ってるような道路でも,雨が降った後だといつもと一味違った雰囲気となります。

しっとりとした,柔らかい写真に

雨が降った後のアスファルトの道路やコンクリートの塀などは湿っていて,乾いているときよりも色がしっとりとします。上の写真もそうで,普段ならカリカリに乾いているアスファルトの道路も雨で湿って,陰になっているところはより暗く,また,光が当たっているところは明るくなっていて,犬の散歩中の女性のシルエットを強調しています。

また,雨が上がった直後であれば太陽が雲に隠れていて,直射日光が当たらない状況になりやすい(=くっきりとした影ができない)ので,よりソフトな印象になります。

水滴を活かす

[caption id="attachment_506" align="aligncenter" width="700"]淡い色の椿の花。これ以外にもいくつか見つけました。 淡い色の椿の花。これ以外にもいくつか見つけました。[/caption]

[caption id="attachment_227" align="aligncenter" width="700"]1年前に撮影した写真 1年前に撮影した写真[/caption]

特に花や公園の遊具,お店のショーウィンドウなど,雨上がりには様々なものに水滴が残っています。水滴があることで,花などの植物はより生き生きとした雰囲気になり,またそれ以外の人工物でも,普段とは違った表情となり,いつもは目にとめないような風景でも,雨上がりだと急に魅力的に見え,写真の主役となることがあります。

露出補正は-2/3程度

個人的な経験としては,露出補正を-2/3程度行っておくと,より自然な雰囲気になると思います。雨上がりの写真を撮るときは,陰の部分が多いシーンが多いので,露出補正をしていない状態だと,若干オーバーとなってしまいます。

1枚目(トップの写真)と2枚目(椿の写真)はFujiのX20で撮影したものです。今回はソフトな写真を撮りたかったので,フイルムシュミレーションを「PRO Neg. Std(プロネガ スタンダード)」という設定にしてみました。この設定は,文字通りネガフイルムのような低コントラスト・低彩度になります。これまでずっとPROVIAVELVIAなどの高コントラスト・高彩度のリバーサルの設定ばかりを試していたので,逆に新鮮な感じですね。

「PRO Neg.Hi」と「Pro Neg.Std」は,どちらも肌色再現に優れたポートレイト用のネガフイルムという設定のようですね。