読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

写真部の人間 Neue

写真部の人間

アーティスティックな写真を撮るなら逆光の中で撮ろう

[caption id="attachment_464" align="aligncenter" width="700"]近所にも,意外と撮影ポイントはあるはず 近所にも,意外と撮影ポイントはあるはず[/caption]

立春を迎えて,ようやく街中にも春の兆しが垣間見えるようになりました。今年になって初めての投稿になります。

本校の写真部では,「2月はデジタル一眼レフで撮影技術を磨こう」ということで,今は「逆光の中で写真を撮ってみよう」という感じで,僕も近所を歩き回って,何枚か撮影してきました。

逆光と聞くと,ついつい「被写体が真っ暗になっちゃうから,撮影には向いていないシチュエーションじゃないの」と思いがちですが,むしろ逆!! 少しのコツとアイデアがあれば,いつもとる写真とは一味違う,「アーティスティックな写真」が撮れるようになります(言いすぎかな)。

逆光で撮るときは「スポット測光」に変更

まず,逆光で撮るときには,カメラの「測光設定」を変更します。具体的には,カメラの測光設定を「マルチパターン測光(Canonでは「評価測光」)」をスポット測光にへんこうします。

マルチパターン測光は,一般的な撮影状況ではほとんど確実な露出をたたき出してくれますが,逆光の中ではどうしてもミスってしまいます。そこで,逆光の時には「マルチパターン測光」ではなく,「スポット測光」を使うようにします。 スポット測光は画面の一部分(たいていは画面中央10%程度)だけを測光します。

上の写真は,空を測光して撮影(空部分を画面中央に持ってきて,AE-Lボタン(Canonは*マークのボタン)を押す)しました。結果手前の枝部分がシルエットとなって,黄色い花を一層引き立たすことができました。逆光で撮る風景は硬いイメージになりがちですが,画面内に太陽を配置したことでフレアが発生し,そのおかげで全体的にやわらかい描写となりました。

逆光に向いてる被写体は…

特に花を撮るときは逆光で撮ったほうがいいでしょう。順光(=逆光じゃない)で撮るとどうしても花びらがべったりとした油彩のような感じになってしまいますが,逆光で,花びらを透けるようにして撮ると,水彩のような,軽くて透明感のあるすっきりとした描写になります。

また,ポートレイトでも,思い切って逆光で撮ってみるのもオススメです。人物の顔で測光し,背景を思いっきり白トビさせると,いつもと違う,すっきりとした明るいイメージになります。先日の部活で部員同士を撮りあったときに結構いい写真が撮れたのに,お見せできないのが残念です。

撮影時の注意

逆光で撮るときは基本的にフィルター(保護フィルター)を外して撮影します。特に,保護フィルターを付けたまま撮ると汚いフレアがガッツリ発生してしまうので,注意が必要です。

逆光での撮影では,露出がイレギュラーになりがち(シャッタースピードが振り切れちゃったりする)ので,ISO感度の制御が重要です。いっそのことISO感度を自動にするのもアリかも…。

また,上の写真のように,画面内に太陽を配置する場合も,ファインダー越しに太陽をガッツリ見ると失明の危険もありますから,注意が必要ですね(といってもどう注意すればいいのかな…僕は横目で見るようにしましたが…)。また,ミラーレス機やライブビュー撮影時は,太陽光を向けたままにすると撮像素子が焼ける原因になるかもなので,こちらも注意が必要です(シャッター幕が焼けることもあるそうです…)。