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写真部の人間

PENTAXとRICOHとHOYAってどういう関係なの

PENTAXとか,RICOHとか,HOYAとか,なんかすごいごちゃごちゃしてますよね。だって,Googleで「PENTAX」って検索しても出てくるのは「RICOH」のホームページで,その中にPENTAXのページがある感じです(上の画像もそう)。

ということで,今回はPENTAX, RICOH, HOYAのごちゃごちゃしたのを整理してみることにしました。

PENTAXの始まり

そもそも,PENTAXのカメラの始まりは今から1世紀近く前の1919年になります。この年に“旭光学工業合資会社という会社ができました。この会社こそがPENTAXのカメラの始まりになります。その旭光学が自社のカメラ・レンズのブランド名を"ペンタックス"として,発表。のちにPENTAXの名前のほうが有名になってきたので,社名自体を"ペンタックス株式会社"に変更しました。

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HOYAが吸収

フイルム一眼レフ自体はたいへん優秀なカメラを世に輩出してきたPENTAXですが,プロアマ問わず一眼レフでもデジタルが主流になってくると,製品の開発が他社に追いつかず,業績は悪化していきました。結果,2006年にPENTAXHOYA(レンズ・ガラス製品大手)に吸収合併されることになりましたが,PENTAX側の株主の反発で計画は頓挫,結果吸収合併ではなくTOB(株式公開買付)で子会社化>することになりました。

なんか難しい言葉がいっぱい出てきましたが,要は“業績が悪くなって,HOYAの傘下になった”ということです。

RICOHに譲渡

HOYAの傘下に入った後は,積極的にリストラを行って慢性的な赤字を回復しようと試みましたが,うまくいかず,結果HOYAPENTAXのうちカメラ事業をRICOHに譲渡する契約を2011年に結び,PENTAX(のうちのカメラ事業と双眼鏡事業)はRICOHが譲り受ける結果となりました。これが,今の状態になります。

つまり,

  1. もともとはPENTAXという会社があったんだけど
  2. 経営が悪化してHOYAが吸収
  3. そのHOYAも業績悪化
  4. 結果RICOHに事業を譲渡して
  5. 今に至る

というわけですね。

これまで 2006年12月より 2011年7月より
旭光学工業株式会社 / ペンタックス株式会社 HOYA株式会社 リコーイメージング株式会社
PENTAXブランド PENTAXブランド PENTAXブランド
旭光学株式会社(のちにペンタックス株式会社に社名変更)が, ペンタックスブランドでカメラを開発 HOYATOBペンタックス株式会社を買収/子会社化. ペンタックスブランドは存続 HOYAペンタックスのカメラ関連事業をリコーに譲渡

これでスッキリしました。つまりPENTAXという会社は,今はもうこの世にないわけですね…