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料理がおいしそうに撮れる,たった3つのコツとは?

[caption id="attachment_342" align="aligncenter" width="700"]修学旅行先のホテルの夕食。おいしかった。 修学旅行先のホテルの夕食。おいしかった。[/caption]

写真を撮るときの被写体には人物,風景,スポーツなどのたくさんのジャンルがありますが,そのうちの一つに「料理写真」があります。旅先で食べた(食べる)料理や自分で作った料理などは,おいしそうに撮影したいですよね。

しかし,料理写真というのは難しいもので,カメラの仕組みや設定を理解していないと「なんか現実と違う」とか「おいしそうに見えない」というような,残念な写真になってしまう確率が高い被写体の一つでもあります。しかし,僕が紹介する3つのコツさえ覚えておけば,少なくとも今までよりもおいしそうに撮れることは間違いありません。一応,新たにレンズや機材を買う必要はありませんので,ぜひ覚えておいてください。

斜め上から撮る,真上から撮るな

大事なポイント1つめ,「斜めから撮る」。

典型的な失敗写真の一つに「料理を料理の真上から撮影している写真」というのがあります。定食料理などの全体を撮影しようと思うと必然的にこのアングルになりかねませんが,「おいしそうに撮る」ためには真上から撮ってはいけません。真上から撮るのではなく,斜め上から撮るのです。

真上から撮ると,どの料理・具材も平面的になってしまい,写真に立体感があらわれないのです。尤も,あえて平面的に撮るべき場合もありますが,99%の場合においては写真に立体感があったほうがいいに決まっています。真上から撮った立体感のない写真は,まるで「栄えない定食屋のメニュー」の写真のようです。

一方,斜め上具体的に言うと斜め45°から撮影すると,手前の料理・具材と奥の料理・具材とで立体感が生まれて,観ていて楽しい写真になります。

とにかく近づいて・ズームで

一眼レフなどの,ズームができるレンズの場合は,できる限りズームして撮ってみてください(90ミリ前後のマクロレンズがあれば最高ですね)。そして,とにかく料理に近づくのです。

撮影にあまり慣れていない人の写真を見ると,どの写真もズームや近寄りが足りていない写真がたくさんあるように思われます。しかし,印象的な写真を撮るためには,とにかく超アップで,被写体がフレームからあふれるぐらいに撮影する必要があります。皿は,所詮は脇役なのではみ出るぐらいでいいんです。むしろ,皿のことを考慮して,主役である料理が占める面積が小さくなってしまったのでは,本末転倒ですよね。

ただし,超アップで撮る一方で,ある程度はスペースも必要です。写真全体に料理の写真が写っていると,それは窮屈なイメージを与えてしまいます。超アップで撮る一方,ある程度は余裕をもってスペースも残しておきましょう。

上の,デザートの写真もそうです。カップの下部分と右部分がはみ出ています。

明るく撮る

殆どの料理は,適正露出よりも+0.7ぐらいオーバーに撮ってみたほうがおいしそうに撮ることができます(僕の経験上)。もちろん,アンダーで撮ったほうがいい場合もありますが,オーバー気味で撮ったほうが,新鮮でさっぱりとした印象になります。特に背景などは,多少白飛びしてもかまいません

むしろ,白飛びしてしまうぐらいギリギリなほうが,結果としてはいいのです(本来は真白であるべきケーキのクリームなどがグレーだと,残念です)。

可能であれば,窓際などの明るい場所で撮影するようにしてみてください。背景はすっきりしたほうがいいです。

以上,「斜め上から・超アップで・明るく」この3つを覚えておけばたいていおいしそうに撮影できます。

また,ついでに書いておきますが,iPhoneで撮影するときは,標準アプリの「クローム」フィルター効果を有効にすると,オーバー気味のおいしそうな写真を撮ることができますHDRはオフにしておいたほうがいいでしょう。