写真部の人間 Neue

写真部の人間

トワイライトな雰囲気を出すなら「色かぶり補正」をやってみる

[caption id="attachment_294" align="aligncenter" width="700"]「道の駅・伊東マリンタウン」にて 「道の駅・伊東マリンタウン」にて[/caption]

朝早くのヨットハーバーや海岸では,太陽の光がちょうどいい感じに地上に届いていて,何とも言えない雰囲気を醸し出してくれます。調べたところ,この朝方と夕方の,太陽がのぼる直前,あるいは沈んだ直後のことを,「マジックアワー」というそうで,この時間帯に写真を撮ると,どれも普段味わえない,特別な風景になるそうです。

ただ,単純に全自動で,ホワイトバランスも露出も全部カメラ任せ,ではきれいな写真は撮れません。おそらく,全自動モードやオートホワイトバランスではマジックアワーの雰囲気を見事にぶち壊してくれて,情けない写真になってしまうでしょう(笑)。

上の写真は,G.W.に行った伊豆のヨットハーバーで撮影したものです。この時は朝5時ぐらいで,まだ太陽が昇りかけという状況でした。本当に写真のような,何とも言えない雰囲気が広がっていました。

この写真を撮るときに僕が気を付けたのは次の4点です。

1.ISO感度は低めに

空や水面の見事なグラデーションをきれいに表現したいなら,できるだけISO感度を低めにしてください。目安としてはISO100から200程度だと思います。上の写真は確かISO200で撮影しました。

ISO感度を800とか1600とか,高い値にしてしまうと,空や水面の滑らかなグラデーションを表現できず,真っ白に白飛び(のような感じ)してしまったり,ノイズが乗ってしまう原因になります。

2.絞りは絞る

あたりはまだ暗いので,手ブレを防ぐために絞りは開放気味にしてしまいがちですが,できるだけ絞って,手前から奥まで,全体的にピントがくっきりとあった写真にしてください。

ここら辺は僕個人の主観ですが,できるだけ風景写真は全体にピントがくっきりとあっている写真のほうが見ていて気持ちいいのです。上の写真も,絞りはF8.0まで絞って撮影しました(シャッタースピードは1/320程度)。

3.若干アンダー気味に

カメラのAE(オート露出)ではちょっと明るすぎるくらいになってしまいます。一見すると明るすぎるぐらいでもいいかもしれませんが,空や水面のグラデーションを表現するためにはちょっとアンダー気味(-2/3程度)にしたほうが,より深みのあるグラデーションになります。また,当然この時間帯は昼間に比べて(現実世界も)暗いので,それを表現するためにも暗めに設定するのが望ましいでしょう。

多少の黒潰れは気にしなくてもいいと思います。

4.マゼンダを強く

これは以前,桜の写真の撮り方の時にも書きましたが,RAW現像/カメラのWB設定を「デイライト/5500K」にして,色かぶり補正を若干マゼンダよりにすると,このマジックアワーの雰囲気をより一層強くできます。

やりすぎるとこってりとした味付けになってしまいますので,色がつぶれない程度にあっさりと調整するのがコツだと思います。


P.S.また考査期間に突入するので,記事の更新がおろそかになります。