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黒白フィルターは必要ない? ピクチャースタイルで簡単に設定できるよ

カメラ コンデジ デジタル一眼レフ・ミラーレス Canon 黒白 Tips/How to 写真のコツ

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黒白写真というのは普段私たちが目で見ている「カラーの世界」と違って, 色彩がなく, 代わりにモノの形状や光と影に注目がいく, 不思議な写真です.

2014/04/29追記 Lightroomを使ってRAW現像をする方はコチラの記事も参考にしてください.

photoblog.hateblo.jp

デジタル一眼レフの場合, 普通に黒白設定にして撮影すればそのまま黒白設定になるのですが, なんか今一つ「コントラストが足りない」とか「見ていても中庸な感じで眠たい」と思うことはありませんか.

そういう時には, 一眼レフのレンズに「黒白用フィルター」なるものをつけるのが一般的です. 黒白用フィルターはフィルター大手のKenkoも取り扱っています.

www.kenko-tokina.co.jp

上記のサイトで確認していただければわかると思いますが, 黒白用フィルターというのは赤や黄色, オレンジなどの派手な色をしています. これらのフィルターを取付けると,

  • 青空が黒っぽく写り, 雲が強調される.
  • 人の肌を白くできる.
  • 遠くの霞んだ景色もシャープに写る.

などの効果を期待できます. しかし, これらのフィルターはいずれも5000円程度はします. PLフィルターほどではありませんが, 特に毎日黒白で撮ってるという方でなければ, 常時使うフィルターでもないのに, 5000円は高いのでは?と思われるかもしれません.

また, レンズの先端に赤や黄色などのフィルターを付けるわけですからファインダーから見える像も赤や黄色で色付けされています. また, PLフィルター同様に入ってくる光も少なくなるのでシャッタースピードが必然的に長くなり, 手ブレの危険性もあります.

ということで, はっきり言ってこれらのフィルターを使うことはお勧めできません. 代わりに, 最近のデジタル一眼レフには便利な機能があります. それがCanonでいう“ピクチャースタイル”です.

例えばCanonEOS 60Dの場合, “MENU"ボタンからメニュー画面に入り, "ピクチャースタイル"を選択します. すると, そこには"ポートレート"や"忠実設定"などのいくつかのピクチャースタイルが用意されているのですが, そのうちの一つに"モノクロ"という設定があります.

単純にピクチャースタイルを"モノクロ"に設定しただけでは撮れる写真がモノクロになるだけです. しかし, ピクチャースタイルのいいところはこの"モノクロ"の設定をさらにカスタマイズできる所で, モノクロを選択した状態で"INFO.“ボタンを押すとさらにシャープネスやコントラストなどを微調節できます. で, その中に"フィルター効果"というのがあると思いますが, そこを選択すると,

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写真のように, いくつかの項目が出てきます. “Ye:黄"を選択すればイエローフィルターを付けたのと同じような効果を, "R:赤"を選択すればレッドフィルターを付けたのと同じような効果を得ることができます.

これらの設定では, 物理的に赤や黄色のフィルターを取り付けるのではなく, カメラが撮影した画像データをカメラが設定(ピクチャースタイル)に従って調整しているだけなので, 露出はフィルターなしの時と変わりありません. ファインダーから見える像も変わりありません. 当然お金もかからないので, よほどこだわって撮影するのでなければ本物のフィルターを使わずにこれらの, ピクチャースタイルを利用することをお勧めします.

それぞれのフィルターの効果は,

効果
Ye : 黄 フィルターなしよりコントラストが高くなります. 通常はこれを設定しておくのがいいと思います.
Or : オレンジ 黄フィルターよりもコントラストがより高くなります. 空のコントラストがより高くなります.
R : 赤 コントラストが一層高くなります. 目で見た風景よりもギラリとした写真になるので, アーティスティックな表現になります.
G : 緑 人の肌が白っぽくなり, 唇の色が黒くなります. おもにポートレートで利用します.

といった感じで, とりあえずYeかOrを選択しておけばいい感じの写真を撮れるはずです. 黒白写真はカラー写真と違って自分の想いをより率直に伝えられます. たまには"今日は全部黒白で行こう"と割り切って撮影に向かってみては如何でしょうか.