写真部の人間 Neue

写真部の人間

その写真がダメな理由…おそらく「水平取り」では

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たとえすごくいい一眼レフを使って写真を撮っていても, 撮り方が下手ならいい写真を撮ることはできません. 今日部活の最中に先生たちが「A先生は持ってるカメラはすごいらしいのに, 撮れる写真はイマイチなんだよね~」という話をしていましたが, “どうにもイイ感じの写真が撮れない理由"というのを考えていたら, 一つ思い浮かぶものがありました.

それはずばり“水平取り”(水平撮りではないよ)ができていないのが原因です. 水平取りというのは, 読んで字のごとく“写真に写っているものの水平・垂直を意識して, 水平のものは水平に, 垂直なものは垂直に写すこと”をいいます.

たとえば, 下の写真を見てください.

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この写真では, 本来は垂直に存在しているはずの電柱や建物が斜めに傾いていますし, 道路も傾いてしまっています. このように, 本来は水平であるべきもの(水平線, 屋根, 電線)や垂直であるべきもの(電柱, 柱, ビル)が斜めに傾いていると, 写真を見る人に不安定感を与えてしまいます.

つまり, きれいな写真を撮りたいなら, 撮影するときに"水平・垂直"の概念も考えなくてはいけません.

特に一眼レフで写真を撮るときは露出やピント, 構図に気を使っているので, ついつい"水平取り"を忘れてしまうことがよくあります. 一眼レフは"右手でカメラのグリップ, 左手でレンズ"という持ち方をするのがほとんどなので, 右側が下に傾いてしまうことがよくあります.

対策としては, ファインダー内のAF測距点や, 特に高級機などに多いファインダーの罫線をもとに, 水平・垂直を意識することです.

また, 最近になってミラーレス一眼などが増えるにつれ, ファインダーを覗いて撮影するのではなく液晶画面を見て撮影する人が増えてきました(ライブビュー). ライブビューで撮影する際には一眼レフでもミラーレスでも, ほとんどのカメラで画面内に水準器を表示させることができますから, それを使って水平・垂直を考えるのも手です.

また, PENTAXのカメラには, カメラが自動的に水平な写真を撮るよう補正してくれる機能があります.

カメラの左右の傾きを、CMOSセンサーを回転させて補正. 自動で水平に近づけます. 補正可能角は最大約±2度(SRオン時は最大約±1度). 手持ち撮影時はもちろん、三脚使用時にも有効です. (RICOH)

PENTAXは撮像素子自体を動かして手ブレ補正を行うので, その機構を活用したユニークなアイデアですね.

他にも, Lightroomなどのデジタル現像ソフトで補正することもできますが, 必要以上にトリミングされたりすることもあるので, できるかぎり撮影時に水平取りするよう心がけたいですね.