写真部の人間 Neue

写真部の人間

フラッシュを焚くとよく発生する「赤目」 原因は何?回避方法もあります!

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「パーティーなどで記念写真を撮ったとき,目の黒目の部分が真っ赤になってしまった」という経験がある人はそう少なくはないでしょう。僕も,小学生の時に行った修学旅行出の写真(写ルンです)で赤目になっていました。

この「赤目現象」は普段,直接自分の目で人を見たときは発生せず,基本的には「暗い場所でフラッシュを焚いて撮った時」にのみ発生します。

どうして「赤目現象」は発生するの?

フラッシュを焚く必要がある場所,すなわち夜の屋外や暗い室内などでは人間の瞳孔(ひとみ)部分が大きくなり,眼球の奥のほうにある「網膜」が露出するようになります。フラッシュのような明るい光を見るとすぐに瞳孔が閉じて網膜の露出は小さくなるのですが,フラッシュはものすごく高速で光るので,人間の瞳孔はそれに追いつくことができません。

また,一般に,人間の網膜にはたくさんの血管があり,そこに光が当たると赤っぽい色を反射します。この傾向は瞳の色が薄い(=茶色っぽい)人ほど強いそうです。

つまり,

  • カメラのシャッターを押すとまずフラッシュの光が焚かれ,被写体(写る側)の人間の目に(光が)当たる
  • フラッシュの光は一瞬にして光るので,瞳孔はそれに追いつくことができずフラッシュが光る瞬間は開いたまま,奥の網膜が露出している。
  • 露出している網膜にフラッシュの光が当たり,網膜が赤く光る。それがカメラに記録されて,写真の人物の目が赤くなっている。

ということが起こっているんです。

明るい場所では瞳孔がもともと閉じているので赤目現象は発生しません。

どうすれば防げるの

赤目現象を防ぐのはそう難しくはありません。いくつか方法があるのでご紹介します。

カメラのフラッシュ設定を「赤目軽減設定」にする

特にほとんどのコンデジには「赤目軽減機能」「赤目緩和設定」というのが搭載されています。大抵は「フラッシュ設定」の所から設定できますが,メニューから設定しないといけないものもあります。

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この設定にすると,

  • 実際に撮影する前に予備のフラッシュが焚かれる
  • 実際に撮影する前にカメラ前面のLEDランプが点灯する

という動作が行われます。どちらも,実際に撮影する前に(写る側が)明るいものを見ることによってあらかじめ瞳孔を小さくしておこう,というものです。

レンズをガン見しない

レンズをガン見(直視する)とより多くの網膜にフラッシュの光が当たるようになります。逆に,目線を外しておけばフラッシュの光が網膜にあたりにくくなるので,赤目現象も防ぐことができます

おおよそ撮影者の肩などに注目するといいようです。

画像編集ソフトなどで補正する

PhotoshopLightroomなどの高級なソフトでなくても,デジカメに元からついてくる画像編集ソフトなどに赤目補正機能というのがついています。難しい知識は必要なく,たいていのソフトでは赤目になってしまった部分をクリックするだけで補正できるようになっています。実は,この機能はiPhoneにもついています(「写真」アプリの「編集」画面から補正できます)。


どうでしょうか。赤目になると写る側としては恥ずかしいし,撮った側としても申し訳ないです。前述のように最近のカメラやスマートフォンには軽減・補正機能があるので,一度確かめてみてください。